この記事は自信と自己評価について書かれた記事です。
こんな方におすすめ
- 自分に自信が持てなくて悩んでいる方
- 実力はあるのに周りから評価されないと悩んでいる方
- 自意識過剰になりすぎて恥ずかしい経験をしてしまった方
- 周りからの自分の評価が気になる方
だけど、もっと自信持てばいいのにって思う子はあまり自信持ってなくて、『あなたが?』って思う子に限って自信満々だったりすることって…
仕事ができない人に限ってなぜか自分の仕事ぶりに自信を持っていたり、たいして美人でもないのにやけに容姿に自信を持っていたり…
そういったことを感じたことのある人もいるのではないでしょうか?
自己評価を誤らせる原因?!ダニング・クルーガー効果とは?
実はこれは心理学の中では『ダニング・クルーガー効果』と呼ばれているもので、米国コーネル大学のデイヴィッド・ダニング博士とジャスティン・クルーガー博士の二人が2012年論文により定義しているものです。
ダニング博士とクルーガー博士は学生たちに次のような調査を行いました。
『自分のユーモアのセンスや論理的思考は同世代の人と比べて、どのあたりの順位にいると思うか?』いう質問をしました。
すると成績の良い学生ほど順位を正しく、もしくは少し低く見積もり、成績が悪い学生ほ自分の能力を高く見積もるという結果が出たのです。
二人の博士はその調査から能力に低い人間は以下のような特徴があることが分かったとしたそうです。
成績の悪い生徒の特長
- 自身の能力が不足していることを認識できない
- 自身の能力の不十分さの程度を認識できない
- 他者の能力を正確に推定できない
- その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる
自分では自信満々で人より上だと優越感に浸っているつもりが、実は自分の能力の低さを自ら表現してしまっているとしたら、なんだか悲しいですよね。。
逆に成績の良い生徒は自分の能力を過少評価する傾向にあったというのですが、その理由は
成績の良い人の過小評価の理由
自分達が容易に実行できた課題は、他人にとっても容易であると推測したから
なのだそうです。
そうです!自信のなかったあなたは逆に能力が高い可能性が十分にあるわけです!
『私は何の取り柄もない…』
『僕は何もできない…』
そんな風に感じてしまうあなたこそ、何か隠れた能力があるのです。
自分では当たり前すぎて気付けない…
それだけなのではないでしょうか?
ぜひ、周りの人に聞いてみてください。
『私って(僕って)何か取り柄ある?何かいいところある?』と。
そしてそれを素直に受け止め、周りをもう一度よく見渡してみてください。
きっと自分自身の良さに気付けるはずですよ(^^)
ちなみにダニング・クルーガー効果を図で表すとこんな感じです。
しかし、これは誰にでもよくあることですよね。
ちなみにこういう私自身、ブログを始めたときは『多少なりともパソコンもできるし、ブログもまあまあできるだろう』と高を括(くく)っていました。(人に『ブログやるよ~』とか『できるよ~』とか言っていたわけではありませんが…)
だけど、全然できなくてホントに毎回、四苦八苦しながらやっています(ホント、完全『ダニング・クルーガー効果』でした。恥ずかしい限りです…(*ノωノ))
ただ、大事なことは少しの経験をした後でも構いませんから、自分の能力や立ち位置を正しく判断する力だと私は思います。
いわゆるメタ認知能力といわれるものがとても必要です。
上記の図のような心の変化をするのは大半の人だと思いますが、中にはメタ認知能力が低く、いつまでたっても自分自身に気付けずにいる人もいます。
ホントに痛い人ですよね。。。
どちらにしろ、皆さんはぜひそんな人にならないように『ダニング・クルーガー効果』の知識と特徴を身に着け、メタ認知能力をしっかり高めていきましょうね。
『ダニング・クルーガー効果』って成功曲線に似てる!!
皆さんは『成功曲線』というものを知っていますでしょうか?
経営コンサルタントの石原明さんが書かれた『成功曲線を描こう』という著書があるのですが、こちらに『成功曲線』なるものが出てきます。
簡単に説明させていただきますと時間や経験と成功の関係は比例ではないですよ、というものです。
比例ではなく、ダニング・クルーガー効果の自信を喪失してからの後半部分のような曲線を描くのですよ、と言っているのです。
上記で私は『少しの経験をした後でも構わないから、自分の能力や立ち位置を正しく判断する力だ』と書かせていただきました。
それにさらに言葉を付け加えさせてもらうのなら、自分の能力を正しく判断してからが本当の勝負だということです。
人生はとても長いですから、焦らず、でも諦めず、気長に何度でも何度でもやり直して真の実力をつけていきましょうね!
まとめ
今回の『ダニング・クルーガー効果』から知る得た情報と活用についていかのようにまとめさせてもらいました。
- 能力の低い人ほど、自己評価が高い傾向にあり、能力の高い人ほど自己評価が低い傾向にある
- どんな時でもどんなことでも身の程を知る努力をするべきである(メタ認知能力をつける)
- 自分に自信のない人は能力の高い可能性あり(他人に確認し、素直に受け入れることが必要)
- 能力の低い人も経験などにより身の程を知っって自分に自信を無くしてしまったとしてもその後の努力により、ちゃんと成功曲線を描けるから大丈夫(すぐにあきらめないことが肝心)
- 自分で身の程を知ることができないほど能力低い痛い人にならないように気を付けましょう
- そういう人に出会ってしまってその人に身の程を知ってもらうことができればそうすることが一番。
- もし、できそうにない状況であれば距離をとることが一番でしょう(ほかの周りにいる人もわかっているはずです。そういう人は自然と相手にされなくなるものです)
以上、自信と自己評価について記事を書かせていただきました。
よろしければ、参考にしてみてくださいね!