こんな方におすすめ
- 自分に自信が持てない人
- 自分は努力が足りないと感じている人
- 自分のいいところがわからず、困っている人
りぃは一つのことをやり続けることができるっていうすごくいいところがあると思うけど。
やり続けるってすごいことだよ。
いつも最後にはちゃんと結果も出してるし。
他にもいいところいっぱいあると思うけど、自分に自信がないんだね。
自信を持つということはとても大切なこと。
自分の成長するうえでとても大切な要素なんだよ。
それで 『自信も持つ』っていうことに関して見ていきましょう!
『私はできる』という確固たる自信を持つために必要なたった2つのこと
突然ですが、あなたは自分に自信がありますか?
自信があると胸を張って言える人は日本人には少ないかもしれません。
それは日本の風土が関係しているかもしれませんね。
日本は昔から協調性を大切にし、和を乱さないこと、謙遜し一歩下がった態度が美しい日本人らしいと言われてきました。
間違った自信を持ってしまえば、『ダニング・クルーガー効果』といわれ、エラそうな態度をとれば『出る杭は打て』とばかりに目立たなくなるまで打ちのめされてしまいます。
しかし、『ダニング・クルーガー効果』にもあるように能力のある人ほど低めの評価をしてしまい、実力を出せないといったことも起こり得るわけです。
間違った自信はいただけませんが、正しい自信は自分はできると確固たる自信にほかなりませんし、自分を成長させたり、成功に導かせてくれる大事な要素です。
ポジティブ心理学ではこのように言われています。
「成功したから幸せになれる」のではなく、「幸せだから成功する」
これを『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』といいます。
これを自信に置き換えると試合に勝った・いろいろな成功したから自信のではなく、自分に自信があるから試合に勝てる・いろいろなことで成功を収められるということです。
でも、私には僕には何もないのに自信なんて持てないよ…という方もいるでしょう。
①自信には2種類あると知ること
これはスポーツ心理学に出てくる言葉だそうです。
1.結果予期
これは「結果を得られた自分に対する自信」のことでアスリートではよく『根拠のある自信』といわれているものだそうです。
文字通り結果からくる自信のことですね。
試合に勝ったあるいはイベントなど成功したという経験は『自分がやってきたことに間違えがなかった』という自信だけに留まらず、人から称賛さえた・認められたという優越感を得られます。
また、メダルをもらったり、トロフィをもらったりすることで目で見える確かなものによって保障された結果によって得られる自信を『結果予期』といいます。
2.効力予期
効力とは『効果を及ぼすことができる力』のこと。
効果とは 『ある働きかけによって現れる、 望ましい結果』のこと。
及ぼすとは『ある作用・影響などが達するようにする』ということ。
予期は『前もって期待すること』ということなので、つなげて要約すると
『自分の行動(働きかけ)のよって得られる(影響などが達する)ことのできる力=自分はできるだろうと思う力』
ということです。
つまり、スポーツの世界で言えば、『毎日練習してきたからきっと私は大丈夫!』と思うそんな気持ちのことです。
例えば、マラソン大会があるとします。
足も速くて毎年いい成績を収められるのですが、実は本人は長距離を走るのは苦しいし、つらいし、苦手です。
結果を見るといい成績を収められているので、両親からは『今年は一番取れるよ!頑張れ!頑張れ』といわれます。
あまりに期待をかけられ、そのプレッシャーから大会近くなってくるとだんだん体の調子が悪くなるようになりました。
当日、『体の調子が悪いから休む』と両親に伝えました。
両親には『そう…マラソン大会だけど、本当に休むんだね。。。』とそう言われました。
そう言われると、なんだかやっぱり休むのは何となくいけないような気がしていやいやだけど、学校に遅れましたが行きました。
友達からは『来てくれてうれしい』といわれ、仕方なくマラソン大会にも出ました。
マラソン大会がスタートしてからも足は前に思うように進まず、結果は今までの中で最低でした。
さあ、あなたならどう感じますか?
『完全に気持ちが負けてた。私は走りたくなった。悪い成績をとって自分が情けない』でしょうか?
それとも
『走りたくなかったのに、頑張って走ることができた。両親やお友達の期待に応えて何とか最後まで完走することができた』でしょうか?
「いやだったけど、走った」という事実は同じでも自分の中に芽生える感情は全く違いますね。
こういった場合、どちらの感情を持つ人の方が自分の自信につなげていける人と言えるでしょうか?
やはり、後者の方ですよね^^
この感情が『効果予期』です。
走ることができたという事実を胸に自信につなげるべきです。
彼女は休むこともできました。
しかし、走ることを選んだのです。
いい成績を収められなかったという結果はあくまで結果です。
マラソン大会はまた来年もあるのです。
次の大会のときには『去年、あんなに嫌だったのに最後まで完走できたんだから、今年も頑張れるはず!』と思って嫌な気持ちが去年より軽くなって走ることができたら成長ではないでしょうか。
もともと実力のある人なら、それ以上のやる気を出して、またいい結果を収められるようになるかもしれないではないですか。
どんな人でも気持ちとがいつも安定してる・やる気に満ちているなんてことはあり得ません。
揺れることがあって当然です。
落ち込んで全くやる気がなくなることもあるでしょう。
それでもどんな形にしてもまた這い上がること(気持ちとして)の方が大切ではないでしょうか?
そのために『効果予期』の自信を身に着けることが大切なんです。
そしてメンタルトレーニングによってしっかり根付かせておきたい自信はこの『効果予期』の自信なのだそうです。
また、結果というのは相対評価です。
他人と比べて自分の自信を図るものです。
他人の能力は当然ながら個人差があります。
自分の能力は同じでも相手の能力によって勝ったり負けたりします。
もちろん、どんな相手に対しても勝っていく。
負けたら、悔しいと思い、また練習につなげ結果を出すわけですから、ほんとに大きな自信につながるし、『結果予期』も大切ですが、他人と比べない、自分の中の能力も自信につなげることができるという『効果予期』の自信もあるということを知り、大切にしてもらいたいと思います。
②目標のハードルを下げる
次に考えてもらいたいことは目標のハードルを下げるということ。
真面目で努力家の人や能力の高い人は比較的、そもそもの目標を高く設定していると思います。
しかし、そうしているとその目標がなかなか達成しないために、自信につなげることが難しくなってきます。
自信というものは目標を達成すること・結果を出すことでついていきます。(そういう意味では『結果予期』にもつながると思います)
そして、脳はその目標の大・小はなんら関係がないというのです。
先ほどの話にも通じることですが、例えば、目標を『マラソン大会で優勝する』というものにしたとします。
しかし、人によっては『マラソン大会で完走する』かもしれませんし、『マラソン大会でスタートラインに立つ(とりあえず、走る。途中でリタイアOK)』とすることもあるです。
人によって違いますが、目標を持つという意味でみな同じように目標を持っています。
そして先ほどの例でいえば、『優勝する』は目標達成していませんが、『完走する』と『スタートラインに立つ』という目標は達成しているわけです。
そうなるとお察しの通り、自信をつけていける人というのは後者の人ということになっていくわけです。
真面目で努力家の人や能力の高い人は『そんなの目標に入らない』と思うかもしれませんが、自分に自信が持てないことはだんだん自分の過小評価につながってしまうということになりかねません。
先ほど記述したポジティブ心理学の『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』を思い出してください。
自信も同じです。
『自信があるから成長できる・成功できる』のです。
今日からは『朝早く起きることができた!』とか『学校で授業を聞けた』とかどんなことでもできた!と自分をほめてあげてくださいね^^
まとめ・コラム
自信を持つために必要なことはたった2つです。
①自信には2種類のものがあり、『結果予期』と『効力予期』があるということ
②『効力予期』を増やすために、目標のハードルを下げるということ
ハードルを下げるというと聞こえがよくないかもしれませんが、『できた・やった』ということは事実なわけですから『結果予期』にもつながることなのです。
自分をたくさんほめてあげることは自分を認めてあげることです。
自己肯定感が上がり、毎日の気分も上がります。
気分が上がる、幸せな気持ちが増えるということは周りの人も幸せにすることにつながりますし、自分自身としても成長や成功を引き寄せるということにつながります。
何もないと思っていた自分にも自信が出てくると思います。
いえ、記事を読んですぐに自信が出てるなんてことはないでしょうし、そんなことで?と疑っている方もいると思います。
しかし、まずこの知識を知ることです。
そして続けることです。
みんな、だまされてると思ったり、または忘れたりしてしまい、続けられないのです。
だまされてもいいではないですか。
忘れてもまた思い出せば、大丈夫です。(ぜひ、この記事に戻ってきてください^^)
心の中で『ほら、できた』と思うだけのことです、何も損はしません。
こんな長い記事を最後まで読むことのできたあなたならきっとできるはずです。
『記事を読めた・知識を入れることができた』あなたなのですから…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。