心理学

幸せになると人生で成功する確率がUP!それには理由があるんです!

幸せになると『人生での成功率が上がる』理由について書かれた記事です。

こんな方におすすめ

  • 成功したいと考えている方
  • 自分の実力を思うように出せていないと思う方
  • 幸せになりたいという夢を持っている方
  • 幸せを実感したい方

さっそく見ていきましょう!

『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』って何?幸せを実感しているとどんないいことがあるの?

K。
今日はテストの点数が良かったんだ!部活でもサーブがすごく決まって先輩に勝てちゃった!今日はめっちゃいい日だったぁ~
きっといい点が取れて気分が乗ってたから、部活もうまくいったんだよ^^
NARU

皆さんは『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』という言葉を聞いたことがありますか?

これはポジティブ心理学の言葉で『成功したから幸せになれる』ではなく『幸せだから成功する』ということを表した言葉です。

人は幸せを実感しているときには頭の働きがよくなったり、やる気も湧いてくると実験によって明らかになっています。

脳の働きで言えば、幸せホルモンと言われている『セレトニン』が分泌されている状況です。

『セロトニン』とは脳内の神経伝達物質の1つで精神を安定させる働きをする物質です。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

主な働きは5つあり、目覚めの調整、意欲や心のバランスへの働き、自律神経への働きかけなどがあります。

神経伝達物質『セレトニン』5つの働きはこちら

  1. 大脳に働きかけて覚醒の状態を調整する
  2. 心の領域に働きかけて意欲を促す
  3. 自律神経への働きかけ
  4. 姿勢筋への働きかけ
  5. 痛みのコントロール

上記の②心の領域に働きかけて意欲を促すとありますが、ここの部分はまさしく、『幸せだから成功する』という根拠につながっている部分ですね。

では、『幸せだから成功する』とありますが、具体的にはどうなるのでしょうか?

ハピネス・アドバンテージ

(幸福優位性)

  • 寿命が延びる
  • 健康状態がよくなる
  • 免疫システムが強化される
  • 想像力が増す
  • 明るくなり、社交的になる
  • 人にやさしくなれる
  • 効率が良くなる

などこのようなになっていけるとわかってきたのです。

例えば、『寿命が延びる』とありますが、調査としても実証されています。

1930年代に修道院に入った全米各地の修道女180人の日記を検証した結果、『前向きな言葉』と『後ろ向きな言葉』が出てくる頻度を60年にわたって追跡し、寿命との関係を調べたところ、『前向きな言葉』を書いていた修道女の方がそうでない修道女と比べて10年以上長生きしていたという報告があったのです。

また、健康や免疫システムに関して言えば、笑顔でいると健康になれるということも実証されています。

 

 

NARU
幸せを実感することでこんなにいろいろな効果が出てくるならば、幸せを実感しない手はないね!
だけど、幸せを実感って簡単にできることなの?
K。

 

幸せを自分の意図的にとる行動によって実感してみよう!

 

ソニア・リュボミアスキー教授・マーティン・セグリマン教授らの研究によると幸福の公式は3つの要素を足し算したものだと言っています。

3つの要素とは

  • 遺伝的に決められた設定値(Set range) = S
  • 環境(Circumstances) = C
  • 意図的な行動(factors under Voluntary control) = V

幸せの公式とは

  H(100%) =  S(50%) + C(10%) + V(40%)

  H = Happiness(幸せ)

 

3つの要素のうち、幸せの公式で40%を占める意図的な行動(factors under Voluntary control)は自分自身でコントロールできるものということです。

逆に私は遺伝的に決められた設定値(Set range)が50%もあることに驚きました。

そもそも遺伝的に決められた設定値とはなにか?と思ったのですが、生まれつきどれだけ幸福を感じられるかという素質を示しているということだそうです。

生まれつき幸福を感じやすい人と感じにくい人ということだと思うのですが、幸福を感じやすい人・感じにくい人がいるものなのですね。




人の頭の中や心の中は覗けませんし、感覚を分かち合うこともできませんので、自分以外の人がどのように幸福を感じているのかわからず、ちょっとしっくりこないでいるのが正直な感想なのですが、これはあくまで私の個人的な感想ということでそこのことは置いておきましょう。

何はともあれ、大事なことは幸福の40%は自分でコントロールできるということです。

そのことをしっかり頭に入れて幸せを実感できる行動をしていくようにしていきましょうね❤

 

幸せに関係するもの・しないもの

最近では幸せに関係しているものとあまり関係していないものが少しずつ明らかになってきているそうです。

『幸福の心理学』の著者のマイケル・アーガイルの調査結果によると下記の通りとなります。

幸せに関係するもの

  • 楽観主義
  • 外向性
  • 親しい友人がいること
  • 結婚
  • 情熱を傾けられる仕事があること
  • 宗教やスピリチュアリティ
  • 趣味
  • 快眠と運動
  • 自分が考える健康状態

幸せにあまり関係していないもの

  • 年齢(これには相反する調査結果もあります)
  • 外見的な魅力
  • お金
  • 性別
  • 教育レベル
  • より気候の良いところに引っ越す
  • 医師の診断結果
  • 住居

いかがでしょうか?

最近の研究ではいろいろなことがわかってきているんですね。

 

ただ、個人的にではありますが、どのように判断したらよいのかと迷うものもあるというのは正直あります。

たとえば、結婚。

『結婚しなくても幸せになれるこの時代にあなたと結婚する幸せ…』とかなんとかいうCMもあったと思いますが、『結婚しなくても幸せになれる…』とか言ってしまっていますしね。。

ちょっと悩む部分もないわけではありませんが、調査や研究でわかってきている部分ということで参考になるところもたくさんありますので、皆さんもぜひ参考にして幸せを感じてみてください^^

 

 

まとめ・コラム

ということで、今回は

  • 『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』の考え方について
  • 幸福の公式
  • 幸せに関係するものとあまりしないもの

ということで記事を書かせていただきました。

ぜひ参考にしてください。

そして最後に…

『幸せに関するものとあまり関係しないもの』の『幸せに関するもの』の中に『情熱を傾けられる仕事があること』というものがあります。

情熱を傾けられるものがある(仕事だけにかかわらないと思いますが)というのはとても素晴らしく、本当に幸せを感じられる素敵なことだと思います。

しかし、情熱を傾けて続けてきたつもりが、いつしか嫌なことや苦しいことに代わってしまっているときがあるのです。

そんな時には休憩も必要だということを忘れないでください。

子どもたちも一緒です。

現代は情報も増え、昔に比べたら選択肢も増え、生き方を自由に決められる時代です。

ですから、苦しい時には一つに縛られずにいろいろな方法を考えてみてください。

学校にどうしても行けなければ、通信の教育制度があったり、フリースクールなどもあると思います。

苦しい時に限って人はそう言った考えに固執してしまい、抜け出せなくなってしまうことがあります。(反芻(はんすう)

しかし、顔をあげて視野を広げてみれば、世界はもっと広がります。

子どもに限ったことだけではありません。

大人もそうです。

脳の特性には2つのことを同時に考えたり思ったりすることが苦手というものがあります。

うまくいかないことや嫌なことにがぎって頭に残り、反芻(はんすう)(そのことばかり繰り返し考えてしまう)してしまうものですが、ほかに夢中になれるものがあるとそのことばかりに目がいかなくなります

すぐに夢中になれるものが見つからない時などは、好きな食べ物を贅沢に味わって食べたり、運動をしたりして『今、この時』に集中する(マインドフルネス)のです。

そうすることで気分転換ができたり、心が軽くなったりすることを実感できると思います。

情熱を傾けるものや気持ちは変わってもいいのです。

心から楽しめるものを見つけ、幸せな毎日を手に入れてくださいね☆

 

最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。

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