コラム~日常の気づき~

反芻は“心の暇”がつくる。落ち込まないための上手な時間の使い方

今日の私は、気づいたらずっと“反芻”していました。

頭の片隅で同じ出来事を何度も思い返してしまうあの感じ。
「また反芻してるな…」って自覚はあるのに、
止めるのって簡単じゃない。

でも今日、ふと気づいたんです。

あ、今日は“暇”だった。だからだ。


🌿 反芻は、暇を見つけて入り込んでくる

今日は休みで、特に予定もなし。
ゆっくり映像を見たり、ぼーっとしたり、
体も頭もあまり使わない時間が多かった。

その時に、ふっと心の隙間に
“昨日のこと”“あの会話”“あの瞬間”が入り込んでくる。

──そう、
反芻は「暇な心」に寄ってくる。

心理学的にも、人の脳は
「手持ち無沙汰な状態」ほどネガティブを拾いやすい
という特性がある。

そしてもうひとつ、脳には重要な性質がある。


💡 脳は“同時にたくさんのこと”を考えられない

たとえば、子どもに勉強を教えているとき。

・どうやって説明したらわかる?
・この問題はどこがポイント?
・どう言えば理解しやすい?

考えることがたくさんあって、
目も手も、頭もフル稼働。

その時に、

「昨日、会社で嫌なことあったな…」

なんて考える余裕、無いんですよね。

さらに、
「夕飯の買い物行かなきゃ」
「習い事の時間までに帰らないと」
って段取りを考えたら、ますます反芻してる暇なんてない。

これが脳の仕組み。

“脳は忙しいと、反芻していられない”。


🌱 反芻を止める一番の方法は「暇を与えない」こと

つまり、反芻を止めるコツはシンプル。

🟩 反芻しない自分になることではなく、

🟩 反芻する“暇”を作らないこと。

昔の私は、反芻するとどんどん落ち込んで
自分を嫌いになるクセがあった。

でも今日の私は、気づいたら反芻していたけど
不思議と落ち込まなかった。

なぜか?

「反芻のメカニズム」を理解したから。

理解すると、心は巻き込まれなくなる。


🌿 頭と体を使う“趣味”は、反芻の天敵

今日感じたこと。

“頭と体を同時に使う趣味”は、反芻と最高に相性がいい。

・楽器
・ダンス
・スポーツ
・ブログを書く
・レシピを考える
・写真を撮りに行く
・学びの時間をつくる

こういう“段取りを考える系”“集中が必要な系”は
脳が忙しいから反芻が入れない。

「何時からやろうかな?」
「どの場所に行こう?」
「なにを準備しよう?」

これだけで反芻スペースが埋まる。


☘️ スケジュールを自分で作るだけで、反芻は薄くなる

私はブログを書くと決めると、
反芻がスッと消える。

“やることがある”というだけで、
脳は未来に意識を向けるから。

だから、

反芻と戦うより、反芻が入り込めないスケジュールを自分で作るほうが早い。

無理のない範囲で、
「やること」を小さく決めておくだけでいい。


🌙 反芻を助長する“落とし穴”にも注意

体を動かすことでも、
“何も考えなくてできる単純作業”は要注意。

・ただ歩くだけ
・ぼーっとスマホを見る
・洗い物のような完全自動運転
・ひとりで座っている時間

こういう“頭が空っぽの時間”は
反芻が入り込みやすい

反対に、

・段取りを考える
・観察が必要
・手順を組み立てる

こういう活動は反芻が入り込む余地がない。

この違いを知っておくだけで、
日常の選び方が変わる。


🪞あとがき

今日の私は、一日反芻しながら過ごした。

でも以前のように落ち込むことはなくて、
むしろこうやって文章にできるくらい、
冷静に眺める視点が育っていた。

反芻は悪者じゃない。
“暇が作り出す思考の反応”でしかない。

だから、反芻した自分を責めなくていい。
そして、反芻が入り込めないほど
自分の人生に“やること”や“楽しみ”を増やしていけばいい。

今日気づけたこの感覚は、
私の大事な成長のひとつ。

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