自分軸を育てる実践ワーク|他人の言葉に振り回されない自分になる
はじめに:嫌な人の言葉に振り回されないために
世の中、本当に残念なことに、どこにでも「嫌なことを言う人」「理不尽な言い方をしてくる人」は存在します。
たとえ相手が明らかに理屈に合わないことを言っていても、強い口調で当然のように主張されると、ついこう思ってしまうことがあります。
「自分がおかしいのかな?」
「私の方が間違っているのかも…」
そして、だんだんと心が苦しくなってしまう。
でも、そんな時に 「そもそも、そんな言い方をする相手の方がおかしい」 と思えるようになると、心がふっと軽くなることがあります。
私自身、そうでした。
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他人に振り回されて疲れる人へ|自分軸を持つだけで人生が軽くなる理由
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◆ 実体験エピソード:自分軸を取り戻せた瞬間
ある時、職場で理屈の通らないことで強く責められたことがありました。私は萎縮し、「私が悪いのかな…」と感じ始めていました。でも、よく考えれば、
私は、相手が萎縮するような言い方はしない。
人を傷つけるような強い口調で話すことは絶対にしない。
そう思ったとき、自然とこんな感情が湧いてきました。
「相手の言い方がおかしいんだ。私が悪いわけじゃない」
特にその場が「人前」だった時ほど、自分がどう見られているかが不安で仕方ありませんでした。
けれど、後から周りの人が「さっきの言い方はちょっと…」「あなたは全然悪くないよ」と言ってくれたことで、
「やっぱりそうだったんだ。みんなもそう感じてたんだ」
という安心感と自信が生まれました。
この経験から、「人にどう思われるか」ではなく「自分がどう感じたか」をちゃんと信じていいんだと、気づけたのです。
◆ 自分軸を育てる3つのステップ
ステップ①:自分の「大切にしたい価値観」を言語化する
まず、自分が人生で本当に大切にしたいことを書き出してみましょう。
たとえば…
- 正直さ
- 自由
- 成長
- 信頼関係
- 心地よさ
あなたが他人から傷つくような言葉を言われたときに、「それは自分の大切にしている価値観を踏みにじられた」と感じたなら、それは立派な"違和感"です。
▼ワーク①|あなたの価値観を10個書き出してみましょう
「私は、〇〇を大切にしたい」となるように書いてみましょう。
例:私は、信頼関係を大切にしたい。
ステップ②:「本当はどうしたい?」と自分に問いかける習慣
何か選択を迫られたとき、自分の本音を知るために、こう問いかけてみてください。
「誰にも否定されないとしたら、私はどうしたい?」
この質問は、他人の評価や期待から、自分をいったん切り離す力を持っています。
誰かの顔色ではなく、「自分はどうしたいのか?」を自覚できるようになると、心の指針ができます。
▼ワーク②|過去の「本当はこうしたかった」体験を書き出してみましょう
- 「本当はやりたくなかったけど、断れなかったこと」
- 「周りに合わせたけど、モヤモヤが残ったこと」
例:○○の誘いを断りたかったのに、空気を読んで参加してしまった。
ステップ③:小さな「NO」を練習してみる
「自分軸を持つ」ということは、自己中心的になることではありません。
むしろ、自分を大切にできる人ほど、他人も尊重できるようになるのです。
まずは、小さな「NO」を練習してみましょう。
- たとえば、「今日は予定があるのでごめんなさい」
- 「それは私には合わないかも」
こうした言葉を使えるようになることで、自分の感情や選択を守る力が育ちます。
▼ワーク③|今週、練習できそうな小さなNOを考えてみましょう
- 断りづらいけど、本当はやりたくないことは?
- 「また今度」にできそうなことは?
おわりに:人の声より、自分の声を信じよう
嫌なことを言う人に出会ったとき、
強く言われると、つい「自分が悪いのかも」と思ってしまうものです。
でも、あなたの感覚や価値観こそが、あなたの人生の舵です。
周りがなんと言おうと、
あなたの「これは嫌だ」「これは大切にしたい」という気持ちを
どうか無視しないであげてください。
自分軸は、あなた自身を守る盾になります。
そして、あなたらしい人生を選ぶための、力強いコンパスでもあるのです。
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